投資

指揮者とプロデューサー

先日、小澤征爾氏の指揮の指導(氏が生徒に教える)という貴重なものを見ることができました。

んで、そのことを話していると、みんな一様に会社の「あるプロデューサー」に見えたというのです。
個人的には、入りたてのころはその方が奥出先生に見えたこともあるので、
業種に関係なく、資質と仕事が似通っているのだと思います。

じゃあ、何か、と言うことで考えてみました。
プロデューサーがすることを難易度で3つぐらいに分けると、以下のような感じになるのでしょうか。

・周りの誰が見ても明らかなのに当事者たちがどうにもならなくなっている状態を修正する。
オペラの「カルメン」の練習だったのですが、
指揮が歌に合わせる→楽団が指揮に合わせる→歌が楽団に合わせる→どんどん遅くなる
というループになったときに、一度ストップさせそれを指摘されていました。
会議や開発であーでもない、こーでもない、と言っていると、渦中の人からは、何が良いのか分からなくなってしまい、それをうまく選択したり、方向を整えてやったりするのがプロデューサーとしての一般的な仕事なのでしょう。
多少の専門知識と客観性が必要だと思います。

・その人の目線でしか分からない事を指摘する。
あるとき、「ここでこうしたら?」と言う。
周りはその人の目線に届いていないので、「なんでいまさらそんな事を」と思う。
でもやってみるとメチャメチャ効果がある。

・その人の目線でしか気づかないが、みんなに分かることを指摘する。
世界クラスの人は、もうそれこそ特殊能力の域でこれをするので、すごいです。
言い方がうまいのかなんなのか、「ああ、たしかに良くなる」と言われた瞬間にわかってしまう。

別に明確な段階わけがあるわけではなく、
しかも一番上だけでもできればプロデューサーとして真っ当な仕事をしている事になると思うのですが、
それから先ができるかどうか、が、世界に通用するかの境目なのではないか、と思いました。

投稿者: Sumaki 日時: 2007年07月27日 00:46

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.suroll.com/mt-tb.cgi/715

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)